今年も年の瀬が近付いて参りましたが、来年の【おせち料理】についてもう考えられていますか?あなたのご家庭での【おせち料理】はどんなしきたりになっていますか?
一昔前であれば、家族や親戚が集まって、おせち料理をつつきながら団欒する、というのがお正月のお決まりの風景でした。しかし最近では、核家族化や年末年始に旅行へ出掛けるといったことが一般的になってきたのもあり、お正月に必ずしもおせち料理を食べるという習慣は薄れてきています。
そんな、少しずつ存在感が薄れつつあるこの日本の伝統「おせち料理」ですが、実際に家庭で用意するとなると、やっぱりお母さん、おばあちゃんが作るということが多いかと思います。
夫婦共働き世帯の増加や二世帯住宅の減少なども相まって、お母さんの負担は益々増えていく一方ですよね。
そこで、最近大人気なのが『おせち料理のお取り寄せ(通販)』です。
近年では、非常にクオリティの高いおせち料理も多く、家庭ではなかなか作ることのできないような、非常に豪華な仕立てのものなどもたくさん用意されています。
また、お母さんの負担を減らして年末年始ぐらいはゆっくりしてもらう、という意味においては、”分業”体制を採るのも一つの手かと思います。
つまり、主要なおかずや基本的なセットは通販で取り寄せてしまって、お母さんや家族のこだわりの具材に関しては、手作りで別途用意する、という形をとるのです。
今回は、そんなおせち料理について、意外と知らないその「意味」から「定番レシピ」、そして「おすすめのおせち料理通販人気ランキング」まで、おせち特集として「おせち料理に関する”全て”」についてまとめていきたいと思います。
これを見れば、明日友達に話したくなる「おせちのうんちく」から、本当に使えそうなお取り寄せおせちまで、「おせち料理」の全てを”ものにできる”でしょう。
では、早速みていきましょう。
おせち料理にはこんな”歴史”や”意味”があった!
「おせち料理」というと、日本人であれば誰でも「ああ、あれね」とすぐにイメージは沸くと思います。でも、その「歴史」や「意味」と言われると、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
せっかくの機会ですので、まずはじめに「おせち料理」の歴史や意味について少し触れておきたいと思います。
歴史
おじいちゃん・おばあちゃんのように高齢の方や、お父さん・お母さんなどの昔から正月になると当たり前のようにおせち料理を食べてきた方たちでさえ、その歴史について詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。
実は、おせち料理の歴史というのは、もともとは「御節料理(おせちりょうり)」と言って、昔の節日(お祝いや季節の節目とされる日)に作られる料理でした。
1年のうち、節目とされる日が決められていて、その日に宮中で行われる宴のために用意される料理のことを「御節供(おせちく)」と呼び、それが「おせち」になっていったんですね。
その節目の日の中でも、最も重要とされてきた”年”の節目である「正月料理」というのは、広く一般にも祝賀の意識が高まるタイミングであり、以前は宮中でのものだったこの「おせち料理を食べる」という習慣が一般庶民にも広まっていったのが始まりであると言われています。そのころから、一般庶民の間では、「おせち料理」と言うと「正月料理」のことを指すようになったというわけです。
一方で、正月料理とはいうものの、地域によってはおせち料理を食べるタイミングが異なることもあり、北海道や東北地方のような北国では、一部地域においてこのおせち料理を年迎え、年越しの料理だと捉えられている地域もあります。
また、以前は年末年始を祝日として、食に関連する商店も商いを閉じてしまっていたこともあり、「正月中の食事を前もって用意しておく」という意味も込めて作られるものでもありました。
意味
一般的に、おせち料理と言うと、幾重にも重ねられた重箱に入れられている料理というイメージがありますが、これにはどういった意味があるのでしょうか。
正月料理である「おせち料理」を「重箱」に詰めるというのは、「めでたさを”重ねる”」という意味を持ち、縁起をかついだものであるとされています。
おせち料理を重箱に詰めるようになったのは、実は明治以降と比較的最近であると言われています。以前は、お膳に盛り付けられた料理と重箱に積められた料理の両方が用意されていましたが、そのうちにそれらが融合され、正月料理として重箱に詰められた料理のことをおせち料理と呼ぶ様になりました。
この”重箱に詰める”という風習が完全に確立したきっかけは、太平洋戦争後に百貨店などで見栄え良く映るように重箱入りのおせち料理を売り出したことによるものであるとも言われていますが、諸説あるようです。
また、おせち料理というのは、そのおかずが全部で20種類前後で構成されており、地方によってその内容が若干異なります。
続いてはその料理の内容について詳しく見ていきましょう。
おせち料理の定番レシピとその意味
おせち料理といえば、具材として真っ先にあなたの頭に思い浮かぶものは何でしょう?
栗きんとん?伊達巻?焼海老でしょうか?
はい、すいません、これは私が好きな具材達でした。
このおせちの具材というのは、何も好き勝手に食べたいものを入れているのではなく、ちゃんと「意味」や「決まり」というものが存在します。
まず、具材の分類として「4つ」に分けられます。その4つとは、「祝い肴」「焼き物」「煮物」「酢の物」のことで、これは「春夏秋冬」の4つの季節を表すとも言われ、お重は4段とされることが多いです。
稀に5段にする場合もあるようですが、この5段目の意味に関しては諸説あるようです。「控えの重」として、空白部分を残しておくことで、「幸せの余地をとっておく」といった意味をもたせたり、好物を詰めたり、現代までに様々な意味が伝えられています。
重箱は、外が「黒漆喰」、内が「朱塗り」のものが正式とされています。因みに”4段目”の「四」は「死」を連想させるということで、「与の重」と呼ばれています。
また、それぞれの具材にも様々な意味が込められていますので、ここからは、それらの具体的な意味についても見ていくことにしましょう。
【1段目】祝の肴(口取り)
・黒豆
黒豆を甘く似たもので、「邪除け」の意味があり、また「まめ」とは元来”健康”を意味する言葉であり、黒く日焼けするほど”マメ”に働けるよう、邪気を払い「長寿」・「無病息災」を願うもの。
・数の子
皆さんご存知、ニシンの魚卵を汁に漬けたもので、これは「五穀豊穣」と、卵の数が多いことから「子孫繁栄」を願ったもの。
・田作り(ごまめ)
片口イワシの稚魚の佃煮のことで、その昔、米農家でイワシを肥料としたところ、ものすごく豊作となったことに由来した、五穀豊穣を祈願したもの。
・たたきごぼう(酢ごぼう)
ごぼうの酢和えもの。細く長い根を地中に張り巡らせるごぼうの特徴から、細く長く幸せにとの思いを込めて用意される。中国で”動物たちの長”とされる”瑞鳥”を表したもので、「豊作」と「息災」を願ったものとも言われている。
・紅白かまぼこ
二色かまぼこ。初日の出をモチーフとし、赤は「魔除け」「めでたさ」「慶び」を、白は「神聖」「清浄」を意味している。
・伊達巻(だてまき)
「伊達」とは、あの伊達政宗の派手好きに由来する華やかさを表す意味があるとされている。また、昔は大事な文章や絵などを巻物にしていたということもあり、巻物に似た形状から、学問の発展を願うものとも言われている。
・搗栗(栗きんとん)
「搗栗(かちぐり)」は、栗の実を潰したもので、そこに芋餡を練ったきんとんを加えたもの。「勝ち」の意味を込めての搗栗と、金銭的豊かさを意味するきんとんで金運を願うもの。
・お多福豆
読んで字のごとく、多くの福を招く食べ物として、多幸を願うものとされる。
【2段目】焼き肴
・鰤(ぶり)の焼き物
出世魚であることから、出世を願って出されるもの。
・鯛(たい)の焼き物
「めでたい」縁起物として出される。
・海老の焼き物
海老のひげが長く伸びていることから、「長寿」を祈願するための縁起物として出される。
・鰻(うなぎ)の焼き物
「うなぎのぼり」のげんの良さから、出生を祈願するものとされる。
【3段目】酢の物
・紅白なます
もともとは生の魚介と大根とにんじんで作られた酢の物で、”なます”と呼ばれ、祝い事によく用いられる紅白の水引をイメージしたもの。
・ちょろぎ
植物の根をしそ酢で赤く染めたもので、「長老木」といった「長寿」を願う語呂合わせて出される。
・酢蓮(すばす)
れんこんの酢の物で、レンコンの穴が「将来の見通しがたつ」という縁起の良さがあるとされることに由来する。
【4段目】煮物
・昆布巻き
ニシンなどの魚を昆布で巻いて結ったもの。「よろこぶ」の語呂合わせで用いられ、一家発展の縁起物。また、「昆布」を「子生」とかけて、子孫繁栄を願ったもの。
・陣笠椎茸(しいたけ)
椎茸の傘を陣笠に見立てた、武家の名残が残されたもの。
・楯豆腐(豆腐)
豆腐の焼き目を「楯」に見立てた、武家の名残が残されたもの。
・手綱こんにゃく
こんにゃくを手綱に見立てた、武家の名残が残されたもの。
・芽出くわい
くわいを煮たもの。栽培時に大きな芽が出ることから、出世を祈願したもの。
・花れんこん
れんこんの穴が、今後の先行き見通しがきくという意味を表したもの。
・矢羽根れんこん
矢羽根に見立てたもの。
・八つ頭(里芋)
里芋は子芋がたくさん育つことから、子宝を祈願したもの。
・金柑
「金冠」とかけた、金銭的豊かさを祈願したもの。
・梅花にんじん
にんじんを平型の五角形にしたもので、梅は必ず実を結ぶことから、縁起物として用いられる。
おせち料理『通販人気ランキング』
さて、ここまで「おせち料理」に関する歴史や意味についてご紹介してきましたが、坊さんも走り回る「師走」のクソ忙しい時にこれらを全部用意して、万全の体制で正月を迎えられるほど、現代人は暇ではありません。
ですので、冒頭でもお話しましたように、ここは”役割分担”です。
こだわりの具材や手軽に作れるものなどは”家庭の味”として手作りするとして、その他を構成する「おせち料理」の基本的な具材たちは、”取り寄せ”で用意してしまいましょう。
最近では、その種類もさることながら、クオリティの高いおせち料理もたくさん販売されていて、あなたの希望を満たすものも必ず見つかるはずです。
最後に、数あるおせち料理の中から、おすすめのおせち料理として、あなたのご家庭の新年を飾るにふさわしいものを4つご紹介したいと思いますので、ひとつのご参考にしていただければと思います。
それでは、来年も当サイト【eede.tv】をよろしくお願い申し上げます!
良いお年を!
第3位 『【紀文】 おせち料理2018』
『紀文』のおせちの特徴は、まず「冷蔵」でお届けしてくれるところでしょう。冷凍おせちのように解凍の必要もなく、食材を活かした素の味で、到着後すぐにでも口にすることができる形となっています。
バリュエーションについても、本格的な伝統スタイルのおせちから、キャラクター仕様の物、糖質を制限した具材からつくられたおせちまで、様々な種類のおせちが用意されており、非常に豊富な選択肢から選ぶことが可能です。
また、おせちの各種具材の「単品」販売も充実した品揃えとなっていますので、「ところどころだけ取り寄せたい」とか「用意できなかった具材だけ取り寄せで間に合わせたい」といった要望にも答えてくれるのはうれしいポイントですね。
紀文は、自分の好みや都合といった”わがまま”にも答えてくれる商品ラインナップが魅力と言えるでしょう。
第2位 『【みんなのお祝いグルメ】 2018年新春特選おせち料理』
『みんなのお祝いグルメ』のおせちの特徴は、各地の有名ホテル・料亭の味が楽しめる所です。
普段はまずお目にかかることができないような有名ホテルや老舗料亭の味を、各地で捕れた素材の味を最大限生かした贅沢な食材をふんだんに使用し、盛り付けで豪勢に彩られた料理で味わえてしまいます。
また、大人数でも目で見て楽しく、食べておいしい”大型”のおせちも用意されていて、大家族や親戚が多数集まるといったシチュエーションにも最適なラインナップも用意されています。
育ち盛りのお子さんや、多くの人が集まる場所での年始のお祝いで、追加であれこれと料理をしたり、準備が必要になったりということなく、お母さんがゆっくりできるだけのゆったりとした品数で、余裕ある年始を迎えたいという人には最適かもしれません。
第1位 『数量限定【匠本舗】 迎春おせち』
第1位は、『匠本舗』のおせちということになりました。
匠本舗の特徴は、何と言っても京都祇園をはじめ、銀座や大阪北新地、函館といった場所にある有名料亭の味を新春から堪能できてしまう贅沢さと、その内容に反したリーズナブルな価格設定でしょう。テレビや雑誌の特集で見かけたことがあるような有名店から地方の隠れ家的な名店まで、味に自信のある料理長達が監修した伝統的な本格派おせちを年明け早々から愉しむことができてしまいます。
匠本舗のおせちは、こだわってつくられていることが伝わって来て、とにかく豪華です。
一般的な一家族分と言える、4~5人前といった量の物から、8人以上の大人数まで非常に豪華なおせちをリーズナブルな価格で購入することが可能となっています。
重箱にもこだわり、豪華な料理が見劣りしてしまうこと無く、届いたらすぐに立派な重箱のまま並べて正月を迎えられてしまいます。
また、匠本舗のおせちは、”グルメ主婦”のリアルな目線による試食・品評会を経た、ここでしか買えない「オリジナル品」となっていますので、「間違いない物を選びたい!」という方は、是非購入してみてください。
番外編『【おすそわけ村】熊本復興おせち】
2016年4月14日、非常に大きな地震が熊本を襲いました。その熊本から、復興を祈念した「縁起担ぎの馬刺しおせち」を取り寄せることができます。
ご当地名物でもある「大トロ馬刺し」を”さばきたて”で届けてくれるとともに、割烹料亭「千賀」の豪華なおせちとのコラボレーションも実現し、非常に豪華な仕上がりとなっています。
完全数量限定となりますので、早い者勝ちということにはなってしまいますが、おせち1セット購入につき「1,000円」を熊本地震復興支援のために寄付してくれるということで、これまでボランティアや寄付の機会に巡り合わせがなかったという方や、何か感じるものがあるという方には、ぜひこの機会に熊本自慢の豪華おせちで新年を迎えられてみてはいかがでしょうか。