ダイエットを成功させるために必要な ”三大要素”。
それは「運動」と「食事管理」、そして「継続」です。
これはもう疑う余地のない ”真実” であり、世の中のいかなる ”ダイエット法” に関する主張も、最後はここに収斂 (シュウレン) します。
収斂 (シュウレン) とは
”収斂” または ”収束” とは、複数のものがそれぞれ異なる性質などを持っているという状況から、同じような方向性へ進む、つまり、同質化・同等化・相似化 (互いの性質等の差をなくす方向へと動くこと) が進むこと
”ダイエット法” の世界では、様々な方法が提唱されてはいるが、つまるところ、この3要素のどれかを改善するという話になっているということ
そしてこのうち「運動」および「継続」の点については、「【ダイエット】続けるために必要なのは『コツ』だけ!モチベーション維持のための秘策」でもご紹介していますので、気になる方は併せてご覧いただけたらと思うのですが、こと「食事」に関してはどうでしょう。
「糖質制限ダイエット」や各種「サプリメント」など、テレビ番組などで取り上げられる食材などを意識して口にしているという人も多いかもしれません。
ただ、これまでの自分の食生活を振り返ってみて、「太りにくい食事がきちんとできている。」と自信を持って言えるという人が一体どれくらいいるでしょうか。
そもそも、日々の生活習慣、食事の内容が「”痩せられるもの” ではなかった」がために、あなたは今ダイエットを意識しているという状況に陥っているわけですので、自分の食事内容に自信があるという人というのはそうそういないのではないかと思われます。
そこで今回は、私がおすすめする、しっかり食べて痩せられる「ダイエットに効果のある食事」についてご紹介をしていきたいと思います。
ダイエットというのは、あくまで”健康的に”痩せることが大切であり、「食事内容」はその根幹をなすものです。
美しい身体というのは一朝一夕には手に入れることはできません。でもその一方で、意識して、正しい方法を続けていくことさえできれば、確実に手に入れられるものでもあります。
今日がスタートです。
この記事をどこかに残しておき、次の買い物で活かしましょう!
今回の記事を参考に、あなたの ”ダイエットライフ” における食生活を改善していってもらえれば嬉しいです。
それではさっそく始めていきたいと思います。
”健康的に痩せる” ことを可能にする『正しい食生活』とは
まずはじめに、私が体型維持・スタイルキープのためにどのような食生活を送っているのかについてお話していきたいと思います。
私は基本的には、朝・昼・晩と1日3食をきちんと摂る様にしていますが、日によっては、朝と昼がブランチで兼用になったり、昼食をとる時間がなかったりと、1日2食になることもあります。
ここでは、基本的なルーティンである「1日3食」をベースに、どのような物を食べているかについてお伝えしていくことにしたいと思います。
朝ごはん
まずは「朝ごはん」から。
朝は基本的には「オートミール」を食べています。
オートミールだけの日もありますし、もう少し他にも何か併せて食べたい気分の時は、「豆腐(冷奴)」「納豆」「ウィンナー(シャウエッセン派)」「ゆで卵」「果物」などを追加します。
このオートミールは、食べ始めた頃は正直「これは続きそうにないな。」と感じてしまったのですが、今ではもうかれこれ5年以上普段の朝ごはんとして定着していて、今のところ”飽き”が来る気配もありません。
自分でも不思議なのですが、感覚的には「美味しくもなく、不味くもなく。」という感じで、それが逆に続いている理由なのではないかと思っています。
ただし、その食べ方にはひと手間加えるようにしていますので、私のオートミールの食べ方をご紹介しておきます。
用意するものは、
- オートミール (上記でご紹介したもの)
- 中華スープの素
- 創味シャンタン
- きくらげ
- 卵
- ねぎ
- 七味
- チアシード
そして「お湯」です。
この組み合わせを見ていただくとすぐに判るかとは思いますが、私の食べ方は「中華スープ風」です。もちろん全て入れなければならないわけではありませんので、お好きなアレンジをしてもらえればと思います。
私の場合、まず牛丼の並ぐらいのサイズのどんぶりにオートミールを適量入れます。(私はいつも卵1個分ぐらい量(25g程度)を入れていますが、お好みで調整してください)
そしてそこに上記に挙げた、味付けのための”具材”たちを入れていきます。特に順番などはありませんので、全てをとにかく丼鉢に入れてしまって大丈夫です。(朝一に何も考えず、全てをどんぶりへと入れていけば良いだけ、という楽さもお気に入りです。)
ちなみに私は朝のルーティンに無駄な時間を生みたくないので、起きたらすぐにお湯を沸かします。お湯が沸くまでにかかる時間でこのどんぶりへの投入を済ませれば無駄が無いですからね。
具材が全部入ったら、そこにお湯を掛けてラップをし、5分ほど待ちます。オートミールの原料は「オーツ麦」と言って、お米のもみがらの様な状態になったものですので、熱湯でそれをふやかすと、まさにお米のように膨張し、おかゆの様になります。
5分経てば、もう完成です。
どんぶりに具材を全部入れて、お湯をかけて待つだけですので、非常に簡単ですよね。朝急いでいる時なんかでも、サッと食べることができてお手軽です。
私は最後に「一味」を入れて食べますが、そこはお好みですね。先程も言いましたが、食べてみると「おかゆ」の様な感覚で食べられます。
ワンポイント
オートミールだけで十分な満腹感が得られるという訳ではないのですが、朝イチでこれを食べておけば、お昼前ぐらいにちょうど小腹が減ってくる程度にお腹を満たしておくことができ、午前中の仕事の生産性も犠牲にせずに済みますので、ちょうど良いのです。
御飯やパン、麺類といったいわゆる代表的な主食には「炭水化物」が非常に多く含まれており、適度な糖質制限を目標とするダイエットには、不向きだと思っています。
その点、このオートミールの良い所は、なんといってもその「糖質」を適度に抑えられるということです。
上でご紹介した、私がいつも食べているオートミールですと、1食(30g)あたり20g程度しか糖質が含まれていません。ちなみに、他の主食では、茶碗一杯の白米:約60-70g、食パン1枚:約30g、うどん:約50gの糖質がそれぞれ含まれていますので、この差が毎日蓄積されていけば、非常に大きな違いとなってカラダに現れてきますし、それを消費するための運動量も増やす必要が出てきてしまいます。
一般に”活動エネルギー”の源であると考えられている「糖質」は、過度に制限してしまうと、日中の生産性を著しく落としてしまうことになりますので、この”適度に制限できる”という部分が私としては気に入っています。
また、オートミールは苦手とする人も少なくないかと思いますので、その際は、味付けをデザート風にするとか、糖質を抑えたパンなども併せて活用してみると良いかもしれませんね。
ちなみに私は、「朝ご飯は必ずこれを食べなければいけない!」と厳密にルール化しているわけではなく、その日の気分に応じて、卵かけご飯を食べたり、お茶漬けにしたり、パパっとおにぎりだけかじって出掛けたり、様々です。
あくまで「基本的にはこれを食べる。」という”緩め”のルールとしておくことで、続けられますし、毎朝毎朝朝食について考えるという事をしなくて済んでしまいます。もちろん、これを食べ続けて太り始めるなんてこともありませんので、安心して食べられます。
何事も”やり過ぎ”はいけませんし、根詰めて取り組んでしまうと、肝心の”継続”ができません。
ですので、その辺の心持ちは多少余裕を持たせておくぐらいがちょうど良いのではないかと思っています。
昼ごはん
お昼は、私の場合、基本的に「肉」と「野菜」を食べています。(←作れる場合。外出時は後述。)
「肉」については、「牛」「豚」「鶏」をその日の気分によって選んで食べるようにしていますが、基本的にはフライパンで焼き、塩コショウの味付けのみというパターンがほとんどです。少し気分を変えたい時にはステーキソースなどをかける時もありますが、思わぬ落とし穴として、ソース類の糖質が非常に高いものもありますので、気をつける必要が出てきます。
「野菜類」については、大抵はものすごくシンプルなサラダをササッと作ってしまいます。
普段よく作るサラダはと言うと、キャベツを1玉から30度ぐらい切り出し、水で洗ってから、手でちぎって皿に盛ります。(ちぎるのは、「生野菜は包丁で切ってしまうと、切り口から栄養素が逃げてしまう」という説があると聞いたからです。)その上に、気分次第でトマトやアボカド、パプリカなどを切って乗せ、ドレッシングをかければ完成です。
本当に面倒な時は、「トマトを切ってマヨネーズをかけただけ」とか、「ブロッコリーを湯がいてマヨネーズをかけただけ」という時も結構あります。
ここでも注意すべきは、「ドレッシング」です。
このドレッシングが非常に糖質の多いものなどになってしまっていては、元も子もありません。したがって、可能な限りノンオイルの和風系の糖質量が少ないドレッシングを選ぶようにしましょう。ドレッシングに含まれる炭水化物の量については、パッケージ等に表記がされていますので、それも参考にしてみてくだい。普段使っているドレッシングの糖質量の多さに驚かされるかもしれませんよ。
また、仕事がらほとんど外食になってしまうという人の場合であれば、もちろんステーキ屋さんなどに行くという手もありますが、予算的にも毎日毎日は行けませんよね。
そういう時は、定食屋さんや普通のチェーン店の飲食店で食事をしても構いません。外食で米・パン・麺類を全く選択肢から外してしまうと、本当に食べるものがなくなってしまいますからね。私も経験があります。
したがって、昼食は外食メインと言う人に関しては、基本的に何を食べても構わないと思っています。
ただ、注意が必要なのは、当然ですが「糖質量に気を配る」ということです。
定食や丼物であれば、ごはんを半分以下にしてもらうとか、麺類であれば”ミニ”にして、副菜を多めにするなど、バランスを考えて食べるようにしてください。
私が考える”適度な”糖質制限ダイエットというのは、糖質摂取を限りなくゼロにすることを目標としているわけではありませんので、あくまで”適度に”減らしていくということを意識するようにしましょう。
感覚としては、「昼は基本的には何を食べても良い。」と考えるようにしています。何を食べても良い、、んだけど、その中身で調整(糖質量を減らすとか)できる部分は調整する、と考えておけば、外食時でも食べるものに困るという事はありません。
一気に糖質の摂取量を減らすと、それだけダイエット効果は大きく、短期間で劇的に痩せることもあり得ます。しかし、繰り返しになりますが、それでは無理がたたって体調を崩してしまうというのが関の山ですし、結局は長い目で見て続きません。
ですので、仕事や生活リズムに合わせた食生活というものを意識し、”継続できる”「食べ方」、「食べもの」を選択していくということが非常に大切です。
晩ごはん
晩ごはんについては、私の場合、主菜となるようなものは基本的に食べません。
「焼き魚」や「煮物」「炒め物」等の副菜を中心につまむ程度です。
これは非常に重要な事ですが、夜の時間帯に口にするモノというのは、特に気を配らなければなりません。
1日のうち、食事後の寝るまでの間で活動量が確保できない時間帯にガッツリとした食事をとってしまうと、それを消化できないまま、就寝中という一番カラダが内部に脂肪となるエネルギーを溜め込みやすい、つまりは太りやすい時間帯に多くの消化しきれない栄養素が残っているという状態をつくり出してしまいます。
したがって、理想的には夕方以降、最低でも20時以降には水分以外は口にしないというぐらいの感覚でいた方が良いと思っています。
晩にお腹が空いていても、食べる量をある一定量で抑えておき、翌朝に少ししっかり目に食事をするという感覚を身につけると良いかと思います。
朝の時間帯に口にしたものというのは、日中の運動エネルギーとしてその大部分が消費されますので、日中の生産性をあげることもでき、一石二鳥です。
まれに、「夜ベッドに入ってからお腹が減ると寝られない。」という人もいるのですが、そういう人は朝早く起きる習慣を身に付けましょう。
朝早く起きることで、(日中に昼寝などしなければ)夜は自然と睡魔が襲ってきます。いくら空腹状態であったとしても、人間は睡眠欲求には絶対に勝てません。「夜は何も食べてはいけない。」と言っているわけではありませんし、徐々にそうした身体にしていくことで、「夜しっかりと食べないと寝られない」という体質を改善していくことができますので、少しずつ慣らしていくようにしましょう。
ここでは、解り易い様に単純化して、朝・昼・晩ときれいに3つに分けてお話しましたが、食事をする”時間帯”というのもダイエットには非常に重要な要素となりますので、普段から常に意識して食事をとるようにしていただければと思います。
まとめ
さて、今回はダイエット中の食事について、私が実際に食べているものを中心にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
食生活というのは、仕事の環境や普段の生活リズムといった、人によって異なる要素に大きく左右されるものです。
そのため、あなたが普段どのような食生活をしているのかを、これをきっかけに改めて見直してみて、「糖質」や「時間」を基準にもう一度検討してみてください。
ダイエットは、「継続こそ力なり」ですので、続かなければ意味がありません。
食事の内容や口にする時間帯に気を配る習慣ができ、そういった意識が長く続く環境をつくりあげて、健康的で美しいカラダを持続させることを目指しましょう。