やっぱり、もっと早く買っておくべきでした。
今回は、『東プレ REALFORCE 87UB』のお話です。
今お使いのキーボードになんとなく違和感を覚えている人、キーボードの買い替えを考えている人、高級キーボードと言われる品に懐疑的な人、肩こりや腱鞘炎などデスクワークで疲弊している人、必見です!
それでは、さっそく参りましょう。
『東プレ REALFORCE』とは
現在私が”超絶お気に入りキーボード”として愛用しているものがコチラです。※東プレの回し者等ではありません。
あまりキーボードに詳しくない方は、まずその価格に驚かれたのではないでしょうか。
「そんな高いキーボード買えるかッ!」
思わずそう叫んだあなた、しばしお付き合いください。私もその感覚からスタートした口ですので、私の中で「超絶お気に入りキーボード」へと昇格していった経緯をご紹介させていただきます。
まずは、この「REALFORCE」というブランドについて簡単に説明しておきたいと思います。
こちらの公式サイトをご覧いただければ解るかとは思いますが、この「東プレ㈱」という会社が開発・製造しているキーボード、REALFORCEシリーズには、キーの打感の違いやタイピング時の静音性レベル、ゲームに特化したものなど、様々な特性を持たせたいくつもの種類が存在します。
また、このREALFORCEシリーズは、キーボード界において「日本製高級キーボードの最高峰」と謳われており、まさにキーボード界の頂点に立つ一品です。
キーボードとしての細かな特性や、東プレのキーボードのどこが凄いのかといった、技術的な視点でのレビューについては、私は専門家ではありませんので、他サイトにお譲りして、ここでは「”キーボード素人”がそんな高級キーボードを使って、実際どうなのよ?」という率直な感想を書いていきたいと思います。
(キーボードの比較や詳しいレビューをご覧になりたい方は↓コチラ↓。)
『REALFORCE 87UB』3ヶ月使用レビュー
それでは私がこのキーボードの使用感についてレビューしていきたいと思います。
テキスト入力の精度とスピードが格段にアップ!
やはりパソコン周辺機器としての”本分”、最も大切な要素がこの部分ではないかと思います。「そもそも仕事の効率は上がるの?」という点についてですが、これははっきりと断言できます。
「物凄く効率アップします!」
これは、技術的な部分によるところも大きいそうなのですが、まずキーストロークの浅さ(打鍵した際に、キーボード側で入力されたと認識する位置)と、キー同時押しへの対応によって、反応スピードが劇的に早くなります。
以前使用していたキーボードでは反応しきれなかったレベルでのタイピングスピードで打鍵しても、しっかりと入力が追いついて来てくれるという感覚です。
打鍵感が”ちょ~気持ちい~”
テキスト入力の精度向上とスピードアップに加えて、このキーボードの打鍵感は、北島康介選手もびっくりの気持ち良さです。
これは実際にタイピングしてみないことには感じていただけない部分ではありますが、可能であれば是非取扱店へ出向いて触ってみて欲しいぐらいです。
ネット上のレビューなどでは、この打鍵感に対する感覚は肯定派と否定派に二分されている様ですが、私は非常に気に入っています。
体の調子が良くなった
このキーボードを使用し始めてから、体の調子が良くなりました。
私は多い時で、毎日約2~3万文字程度のテキスト入力をするのですが、それまでは肩こりや腱鞘炎に非常に悩まされていました。それが大幅に軽減されたのです。
肩こりが全く無くなったとは言いませんが、それまでと比較するとかなりマシになったのは間違いなくこのキーボードのおかげだと思います。
コストパフォーマンス抜群
仕事かプライべートかに関わらず、キーボードで一日に何千何万とテキストを打たれる方にとっては、その価格の高さを差し引いても、絶対的にお勧めできます。
先ほどもお話しした、「体の調子が良くなる」という点については、日常生活や休日の過ごし方などあらゆる面に影響してきますので、非常に大切な問題であることは言うまでもありません。
さらには、入力の精度向上によるスピードアップで、単純に考えても業務効率を上げて仕事時間を短縮することができるのです。
REALFORCEは耐久性にも非常に優れていることから、数年単位での長期間で捉えれば非常にコストパフォーマンスが高いと言っても良いと思います。
不満点
あえて不満点を挙げるとするならば、
- 無線が欲しい
- もう少し安価にして欲しい
- 印字が見えない
という所でしょうか。
やはり、デスク回りをすっきりさせる上でキーボードの無線化は必須ですし、多くの方が言われていることですが、これだけメリットを羅列していても、やっぱり「高いよな。」というのが率直な感覚ですよね。
東プレさん、価格、お願いします。
あと、私はブラックモデルを使用しているのですが、これ、光の反射など条件が悪いと本当にキーボード上の印字が見えません。基本的にはブラインドタッチで使用していますので問題はないのですが、ごく稀に、滅多に使わない記号などを探したりするときに苦労します。
おそらくこれはデザイン上の問題もあるのでしょうが、もう少し見やすくしていただけると嬉しいですね。
「英語配列」は想像以上に良い!
東プレのキーボードということからは少し外れてしまいますが、今回私は人生で初めて英語配列のキーボードを選択しました。
結論から言ってしまえば、これは正解でした。
キーボードの日本語配列と英語配列の優劣についての論争は、結構いろんな所でされていますが、私が英語配列を気に入った理由は次の3点です。
- エンターキー(Enter)がホームポジションに近い
- ホームポジションが日本語配列より中心に近い
- バックスペースキー(BackSpace)が大きい
まず、エンターキーについてですが、そもそも私が英語配列キーボードの導入を躊躇していた理由がこの問題でした。写真などで見る限り、英語配列キーボードのエンターキーは非常に小さいため、英語入力とは異なり日本語で入力する際に非常に頻繁に打つことになるエンターキーにストレスを抱えてしまうのではないかと思っていたのです。
しかしこの心配は稀有に終わりました。というより、本当は、むしろその”逆”だったのです。
つまり、英語配列の方が、日本語配列よりもエンターキーがキー1個分ホームポジションに近い分、ホームポジションからスムーズにエンターキーを押すことができ、むしろストレスが軽減されたのです。
日本語キーボードでは、エンターキーを押す際に、無意識的に小指を少し伸ばし、「エンターキー押すぞー」と言わんばかりに、「ターンッッ!」と打ち込んでいたのですが、それが無くなり非常に自然にストロークできています。
さらに英語配列の方が日本語配列よりもホームポジションが中心寄りなため、体のねじれが解消され、前述の体の調子の良さにも繋がっているのではないかとも思っています。
中心のずれは非常に微妙な差ではあるものの、毎日何時間もその体勢を無意識下で強いられていれば、そりゃあ体も壊しますわね。
最後にバックスペースキーの大きさです。英語配列だと、このバックスペースキーが大きく設計されています。そのため、高速でタイピングしていて入力ミスがあった場合でも、消去がスムーズです。これは実際に英語配列を使い始めて、地味にうれしかったポイントですね。
ちなみに日本語キーボードでは、なぜか左上の「! 1 ぬ」のキーが大きく作られています。全体のキーの位置関係からこうせざるを得なかったのでしょうが、こんなほとんど使わないキーが大きくても何も意味がありませんよね。
これらのポイントから、総合評価として、英語配列は非常に良い!という結論に達しましたので、あなたも興味があれば是非!
「パームレスト」併用は必須
もう1点個人的には必須だと感じているのが、「パームレストの使用」です。
このキーボードは結構な高さがあり、その高さは、実際に使用してみるとカタログスペック以上のものを感じます。
長時間テキストを打つ場合の疲労感や体への負担に関しては、このパームレストがあるのとないのとで、間違いなく非常に大きな差になりますので、このキーボードを使用される方は是非併せて検討されることをお勧めします。
私は廃材をカットして、ヤスリで磨き、裏面に滑り止め防止のテープを貼って、自作してしまいました。
自作と言っても、全くもって難しい話ではなく、ただ単に「木を切って、磨く」だけですので、誰でも簡単にできてしまうものです。
近くの材木屋さんやホームセンターの廃材などを使用すれば、材料費も”0円”ですし、工具類も一部のホームセンターでは貸し出しサービスがありますので、可能な方は是非活用してみてください。
見た目の美しさやちゃんとした製品が良いという方は、↓コチラ↓。
まとめ
さて、今回は日本製高級キーボードの最高峰『東プレ REALFORCE』という製品についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今や職種に関わらずパソコンスキルが求められる世の中になっている中、パソコン周辺環境の整備は、大袈裟でもなんでもなく”健康維持”のために考えなければならない大きな問題だと思っています。
中でも、キーボードに関しては、人によっては一日中入力作業をしているという人もいるぐらい、ずっと触れているものです。
使用頻度や優先順位は人それぞれではありますが、肩こりや腰痛、腱鞘炎など体の調子が優れない方や、テキスト入力の効率性アップを目指される方は、是非導入してみてくださいね!