『100切り』
それはゴルフを始めた人にとって最初の難関であり、時に、一生付き合うことになる壁。
若かりし頃の私は、仕事で多くのストレスを抱え、ふと気がつくと趣味という趣味も持たず、それらのストレスを発散する場所を持てていませんでした。
毎週のように飲み歩くことで、多少はストレスを発散できていたかもしれませんが、そのことでさらにカラダを痛めつけていては、元も子もありません。何か気分転換になって、健康的なストレス発散法はないものか。
そこで、始めたのが【ゴルフ】です。
遂に私は、それまで避けてきたゴルフに手を出しました。”避けてきた”というのはなぜかと言うと、自分で”ハマる”ことが解っていたからです。
凝り性で、ストイックに目標を目指すということが好きな私は、ゴルフを始めてしまったら最後、上手くなりたいと仕事そっちのけでのめり込んでしまうかもしれないと思っていたのです。
さらには、ゴルフを始めると、
- 「上司に誘われても断れない(付き合わされるのが面倒)」
- 「すごくお金がかかる」
と言ったネガティブなイメージもあり、仕事を最優先にしたかったその当時、ゴルフを始めるとしても中途半端にはしたくないなと考え、躊躇していた部分もありました。
しかし結局は、ひょんなキッカケで会社のゴルフコンペに出場することとなってしまい、まんまとゴルフにハマっていったのです。
こうして幕を開けた私のゴルフ人生ではありますが、初めてコースデビューをし、【155】というスコアを叩き出した後、ちょうど約1年程経った時、【80】というスコアを記録することができました。
この記事をご覧頂いているあなたは、スコアが伸びずに、
- 「女の子の前でカッコよく、良いスコアで回りたい。」
- 「人に迷惑を掛けない程度にはうまくなりたい。」
- 「いつも負けている仲間を黙らせたい。」
- 「とにかく1打でもベスグロを更新したい。」
- 「100を切りたい!」
などなど、様々な悩みを抱えていることでしょう。
そこで今回は、スコアが伸びない人へ向けて、どうすればゴルフがうまくなるのか、スコアを縮められるのか、私の実体験に基いて全てお話していきたいと思います。
この記事を読み、ある程度の時間を掛けてしっかりと取り組んで貰えれば、確実にスコアは伸びます。あなたも是非、夢の『シングルプレーヤー』を目指しましょう。
なお、こちらの記事の内容はあくまで初心者向けであり、上級者の方は読み飛ばしていただければと思いますが、なるべく上級者の方にも参考になるような内容を散りばめたいと思いますので、少しでも参考にしていただくことができれば幸いです。
「へー、バンカーってそうやって打つ方法もあるのかー。」
これは、あの「青木功」が70歳を超えてなおシニアプロツアーへ参戦し、そのツアーの最中での練習中の一コマで、若手選手に言い放った一言です。
若手選手がバンカーの練習をしているのを見ていた青木は、こう言い放つと、その後黙々とバンカー練習を続けていたと言います。
青木功というあれだけの結果を残し、日本でも頂点に君臨した人でさえ、70歳を超えてまだ向上心が止むことはないのですね。
私もそうありたいと思います。
では、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ本題へ参りましょう。
「時間がないんだ!」「もっと手っ取り早く上手くなりたい!」「とにかくすぐにスコアを縮めたい!」という方は、コチラ
スコアを縮めるために役に立った考え方
前述の通り、私がゴルフを始めたきっかけは、「ストレス解消」のためでした。
当時仕事で多くのストレスを抱えていた私は体調を崩してしまいました。でも、それを言い訳にして仕事を休んだり、逃げ出したりはしたくありませんでした。あくまで”攻める姿勢”を崩したくなかったのです。
そこで、私は考えました。抱えたストレスを発散できれば良いんだと。
それまでの私は、仕事漬けでうまくストレスを発散できないまま溜め込んでしまっていたのです。
そこから私のゴルフとの付き合いが始まりました。
はじめに、仕事上の取引先のお客様にゴルフ経験者やプレーヤーの方が多かった私は、どうすれば上手くなるかということについて相談を始めました。そして、そこで言われた言葉が、その後のスコアアップに繋がったと今では実感すると同時にそんな言葉をかけていただいたお客様には感謝しています。その言葉とは、
『70台が出るまでは中途半端にせず、一気にいけ!』
というものです。
実際にはまだ70台は出したことはないのですが、これは後から考えて、本当に信じてやってみて良かったと思っています。
つまり、本気でスコアを伸ばしたい、ゴルフが上手くなりたいと思ったのなら、「時間をかけてちょっとずつ練習するのではなく、一気呵成に詰め込んでやる」という方が効果は上がりやすいということです。
「カラダに覚え込ませる」と言い換えても良いかもしれません。
ゴルフをする人というのは、その多くが100前後のスコアを行ったり来たりしながら過ごすというパターンになっていきます。
付き合い等で久々にゴルフ場へ行き、不甲斐ないスコアを出しては「練習しよう!」と決意するのですが、その日の晩にお酒を飲んでしまえば、そんな気合いはもう忘却の彼方です。
ですので、私の回りでアドバイスをくれた方々が言いたかったのは、「一度70台が出せるぐらいまで極めておけば、カラダが覚えていてくれるから、その後ブランクが空いたとしても、極端に下手になってしまうことはない。」ということだったんですね。これは本当だと思います。
当時よく、どうしたら上手くなれるかとゴルフの上手な人に尋ねたら、「とりあえずダンプカー一杯分の球を打ってからだな」と言われたことを覚えています。
これは、「量質転化」と言って、どんな分野にも言えることなのですが、最初はコツが判らず何をすれば良いのかもなかなかつかめない状況にあったとしても、その取組みがある一定の”量”を超えた時、一気に質が高まってくるというものです。さらにその先は、質が高まることでそれまで以上に量を追求できる、という好循環が生まれてきます。
ゴルフで言えば、「ダンプカー一杯分」の球を打って初めて、質を高められる領域に入ってくるということになりますね。
練習方法【私の例】
結論から先に言っておきますと、ゴルフの上達に必要なことというのは、一にも二にも『練習』です。
石川遼選手のコーチでもある彼のお父さんが言っていた言葉で忘れられない言葉があります。それは、
「数あるスポーツの中で、ゴルフが最も練習の成果が結果に現れやすい競技である」
というものです。
つまり、ゴルフは他の競技に比べても、特に練習すればするほど上手くなることができる、上達できるということです。こんなにやりがいに繋がる言葉はありませんね。
さて、私の場合はと言いますと、155という初ラウンドのスコアから、80というベスグロに到達するまでに実践したことはと言えば、それは、繰り返しますが、一にも二にも練習です。
はっきり言って、当時は四六時中ゴルフの事を考えていました。(もちろん仕事はちゃんとしていましたよ!仕事以外の時間はいつも、ということです。汗)完全にハマってしまっていましたね。
具体的には、週3~4日は仕事が終わってから打ちっぱなしで練習。家にいる間はパットやスイングの練習をするか、自分のスイングやプロの試合を見て研究し、週末は土日のどちらかは必ずコースへ行く。そんな生活でした。
「仕事が終わってから練習なんて行けないよ。仕事が終わるのも遅いし。」
と思った、あなた。変えてください、その考え。
当時の私も仕事が終わるのは21時、22時が当たり前の状況でした。それでも家に着くまでの帰り道でコンビニのおにぎりなどを頬張って夕食を済ませてしまい、大急ぎで着替えて、車で練習場へ向かったものです。
結局は、本気でそうなりたいと思えるか、という「気持ち」の問題も非常に大きく影響してきます。
厳しいことを言う様ですが、それが現実です。
「自分にはそこまでの気合いはないけど、どうにか上手くなりたい」「練習は頑張るけど、もう少しやさしめの方法が良い」そんな方は ⇒ コチラ
練習方法【実践編】
ここでは、細部にわたって各クラブのスイングの方法などを語るつもりはありません。あまたある雑誌やテレビ番組、YouTube、ネット上のレッスンなどをご覧になり、必死で研究してみてください。
私がご紹介できるのは、あくまで、自分がどういった形で練習して【80】というスコアを出せたのかということであり、技術論ではなく、「練習方法」に的を絞ってお話をしていきたいと思います。
私の考え方はこうです。
まず、当然ですが、パター、アイアン、ドライバーを分けて考えます。
これも先に言っておきますが、「コースマネジメント」なるものは80程度までは全く必要ありません。現に私も一切そんな難しいことは考えたことはなく、練習で得た自分の持てる技術のみで80を達成しています。
パター
まずは『パター』ですが、なぜパターが一番最初なのか。
「Putt is money.」(パットイズマネー)
ゴルフをする方であれば誰しも耳にしたことがあるであろうこの言葉が物語る通り、ツアープロ達にとって、パットをバシバシ決めていくことが出来れば、ジャンジャン稼ぐことができるということを意味しています。パターというのはスコア(ツアープロであれば「賞金」)をつくる上で最重要であると頭に叩き込んでおきましょう。
よく考えてみてください。14本のゴルフクラブのセッティングの中において、最も使うクラブは何でしょうか。そうです、圧倒的に「パター」ですよね。
パターというのは、アマチュアにとって「1番良く使うクラブなのにもかかわらず、1番練習しないクラブ」であると言われています。
300ヤードのドライバーショットも、パターでの最後のひと転がしも同じ”1打”ですからね。
私の場合、パターに関しては、2つの練習をしていました。
1つ目は練習場での実戦形式での練習です。これは、私の練習環境が恵まれていた面は否めないのですが、私が通っていたいくつかの練習場の中に、天然芝の大きくて立派なパター練習場を備えた場所があり、そこには1回行くと3時間ぐらいは黙々とパターの練習をしていたものです。
2つ目は自宅でのパターマットを使った練習です。これはやられている方も多いかとは思いますが、映画やドラマで社長が社長室でやっているような、アレ、ですね。これだけでも、パッティングの姿勢や球の転がり、ミートの良し悪しなど、しっかりと高い意識をもって取り組むことができれば非常に有益な練習となります。
パターは理論よりも感覚的な要素が強いという部分もありますので、特に練習が大切になってきます。
前述の通り、パット数というのは、減らすことが出来れば、劇的に全体のスコアを圧縮することができるようになりますし、その他のクラブのミスを帳消しにすることさえ可能になってきます。
世界ツアーを回るトッププロも、最上位クラスの選手たちは例外なくパターが得意ですし、パターの調子が崩れてしまうと、途端に世界ランクも下げてしまうというパターンが多いです。
スコアを縮めるための最短距離はと聞かれれば、「パターを極める」ということだと、まずは肝に銘じておきましょう。
アイアン
続いては『アイアン』です。
アイアンショットに関しても、名手ともなれば、その他のクラブの弱みを軽減できるというメリットがありますね。
ドライバーが曲がる、パターがどうしても苦手、という方にとって、アイアンでビタビタッとカップからワンパット圏内へと寄せることが出来れば、これほど楽なことはありません。
また、アイアンというクラブは非常に奥が深く、トッププロ達も様々な技術を駆使して球を捉えています。
アマチュアの我々にそこまでの技術は必要ありませんが、ドライバーが苦手という方であればこのアイアンを徹底的に鍛えるというのも1つの手かもしれません。
ドライバーが苦手、曲がってしまうという方は、必然的に第2打が非常に難しいショットになってしまうというケースが多くなってきます。そんな時にリカバリーショットを打つアイアンショットの技術が身についていれば、試合運びを楽にすることが可能になるのです。
つまり、フェアウェイバンカーや深いラフ、木の陰などのように、コース上の難しい状況からでも、的確なアイアンショットが打てるぐらいにアイアンショットに自信がついたとしましょう。この自信が、ドライバーショットに安定をもたらしてくれるのです。
「あの池にだけは入れてはいけない」という池に限って球が吸い込まれていく、という経験は誰しもがあるかと思いますが、少々難しい状況に追い込まれても自分にはリカバリーショットがあると思えることで、その前の1打のメンタル的な負荷がかなり軽減できるのです。
また、これはアイアンに限りませんが、「高スコアを出すためには、フェードとドローを打ち分ける、もしくは得意球を持っていなければいけない」といったことを言う人がいます。
確かに、スクラッチプレーヤーやアンダーで回るようなトップアマには当てはまるかもしれません。しかし、80ぐらいまで、ましてや100切りを目指すレベルでは、そんな技術は全く必要ありません。実際私もフェードとドローの打ち分けなど出来ません。たまに木の陰から回して木を避けた球を打ちたいという時に半分賭けでフェードやドローを打つぐらいのものです。
100から80程度のスコアを目指されるということであれば、まず基礎を固めることに専念しましょう。
ドライバー
最後に『ドライバー』です。
私は人より飛ばす方なのですが、ゴルフを初めてかなり経ってから気が付いたことがあります。
それは、通常のコースであれば「レギュラーティー」から打って平均的な球の落下地点が最も広いフェアフェイになっている場合が多いということです。
「そこそこ真っ直ぐ飛んだから、流石にOBは無いだろう」と落下地点付近へ行ってみると自分の球がない、といったことが多々あったのですが、初めてバックティーで回らせてもらった際に、そのことに気付くことができました。私の飛距離では、通常のレギュラーティーから打ったのでは、球の落下地点のフェアウェーが狭いのです。
もちろん全てのホールがそうではありませんが、比較的易しめのコースなどでは特にそうなっていることが多いように感じます。
そこから私の”ドライバー探求の道”が始まりました。
まず、ドライバーショットの際にフルスイングはせず、軽く”置きにいく”形で手前の広いフェアウェーに落とし、フェアウェーキープ率を高めることで、次の1打を楽に打てるようにしてスコアをつくりに行こうと考えました。
しかし、結果として面白いことが起きました。むしろ、「飛距離」も「安定感」も増していったのです。
どういうことかと言うと、ご多分に漏れず、当初ドライバーショットがよく曲がっていた(スライサー)私は、手前の広いフェアウェーに落とそうと、なるべく力まない形でのスイングを意識しました。
すると、この意識の効果により、思惑通り無駄な力みが取れ、ドライバーの球が真っ直ぐ飛ぶようになりました。そしてさらには、ドライバーショットの理想的なスイングを手に入れて、飛距離も伸びていったのです。
つまり、結局ドライバーショットで飛距離を出すためには、ミートのタイミングで頭の天辺とドライバーのヘッドが引っ張り合う様な形で、ヘッドが”走る”必要があるのですが、力みが抜けた副次効果として、自然にこの感覚を得ることができてしまったのです。
初めてこの感覚を覚えた時は、それこそ感動ものだったことを今でも覚えていますが、ほとんど球をヒットした感覚がない状態で球が打ち出され、さらにその弾道は空中で2段階で加速するような”走り方”をして、遥か彼方へ消えていきます。
あの感覚の気持ち良さといったら、”ストレス解消”という意味においてゴルフをする中で圧倒的に一番と言って良いですね。(もちろん長くて難しいパットが入った時の快感もたまりません!)
と言うことで、ドライバーについては私の場合は色々と試行錯誤する中で、運良く解決策が見つかった、という感覚でしたが、こればっかりは、練習場でしっかりと打ち込むという他ないですね。
ドライバーショットのフェアウェイキープ率が上がらない原因は何なのかということを、一度立ち止まって自分のケースで考えてみる、ということが最も大切と言えるかもしれません。
特にドライバーが苦手な方は、練習の中で、たまにはドライバー一本だけを持って行く回を作ってみたりと、集中的に取り組むということも有益です。実際に私もそういった回を設けていた次期がありましたが、段々とドライバーが安定してうれしくなったことを思い出します。
スイングの分析
これは、私の場合は独学なのですが、雑誌などを買い漁り、そこで紹介されているスイング理論について、とりあえず練習を積み重ね、自分に合うものを残していったという感じです。
最初のうちは何でもかんでも取り入れてみれば良いと思います。そうすれば、そのうちにおのずと自分のスタイルが出来上がってきます。
「ゴルフの練習は決まった人に習え」という格言めいたものもありますが、これは、色んな人に習っているとそれぞれに言っていることが違ってくる場合があって、訳が解らなくなるということから言われていることです。
しかし私は構わないと思います。どんな人の意見も、ゴルフが上手な人であれば、その領域に辿り着くまでに必要だったこととであるのは事実ですし、自分が参考にできるヒントが転がっているかもしれません。後の取捨選択は、自分次第なのですから。
私はというと、短期間ですが「レッスン」にも通っていました。週一回ゴルフ練習場に併設されたレッスンに通うということを半年ぐらい続けていましたね。これはこれで、自分の疑問をぶつける場としては大変助かりました。でも最も効果があったと思うのは、自分で自分のスイングを分析することです。
やり方は簡単です。スマホやデジカメ(スローモーション機能が付いたモノであればベスト。私はCASIOのEXILIMを使っていました。)で自分のスイングを撮影し、パソコンに取り込んで、プロのスイングと並べて比較するのです。
コマ送りが出来るデジカメであれば、プロのスイングと同じ位置で自分のスイングを止め、頭や腰の位置、手首の角度など様々なポイントを比較検証していきます。この方法は、自分では気付くことが出来ない箇所を客観的に見ることができるため、非常におすすめです。
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プロのスイングをスローモーションで見るには、コチラ。
練習についてのまとめ
ゴルフというのは、最初の頃は、「今日はドライバーが良かったけど、パットが全然入らなかった」とか、「今日はドライバーは散々だったけど、パットが入ってくれて助かった」というように、なぜか各クラブの調子がバラつきがちになります。
当時の私も、その度に、「ゴルフはやっぱりパターだな」「いや、ゴルフはやっぱりアイアン次第!」「いやいや、ドライバーショットが決まらなきゃ絶対ダメでしょ」などと自分に言いながら、重点課題を変え、各クラブの集中練習をあれこれと行ったり来たりしていました。
結果的には、約一年という一定の期間を経てどのクラブも上達し、全体的に技術が底上げされていた、ということだったかと思います。
おそらくあなたも一方のクラブの調子が良い時に限ってもう一方のクラブが散々、といった思いをすることは多々あると思います。しかし、その時課題に感じたことに集中して練習に取り組むということ自体は決して間違っていませんし、絶対に無駄にはなりません。あなたが気が付かないうちに、メキメキと実力を付けているのです。
ゴルフのスコアは、100を切るまでの難しさと、90台を縮めていって80台に持っていく難しさは違うと言いますし、さらには、70台に入ってからの1打1打を縮めていく難しさに至っては、全くの別次元であり、70台と一言で言っても79の人と72の人では全く世界が違います。
私もまだ70台を出したことがないので、その領域は判りませんが、どの時点においても、土台となるのは脈々と積み重ねられていく”基礎”の部分であることは間違いありませんから、下手くそなうちにこそしっかりとその基礎の部分を固めておくようにしましょう。
そうすることによって、ある時飛躍的に上達する、ということが起こり得ます。
あとは自分を信じ、一生懸命練習するのみです。
さ、今日も素振り、素振り!
ゴルフスコアアップ【番外編】「100切り」のために最低限すべきこと
長くなってきましたが、スコアアップのためにも、もう少しお付き合いください。
ここでは、私が考えるゴルフをする”姿勢”の部分について、少しお話しておきたいと思います。
偉そうなことを言っていますが、あくまで個人の見解であり、誰しもに通ずる話ではないことを予めご了承ください。
体調管理
まずは『体調管理』です。
いきなりいっちょまえなこと言うな、と各方面からツッコミが飛んで来そうですが、私はアスリートタイプのゴルファーですので、この辺りから意識する様にしています。
『アスリートゴルファー』というのは、私の中での呼び方なのですが、ゴルフのスタイルには2種類あると考えていまして、1つがこの「アスリートゴルファー」、もう一つは「お楽しみゴルファー」といった人達です。
私の中で、スコアを伸ばす、どんどん上達するということを目指してゴルフをする人たちのことを「アスリートゴルファー」と呼んでいます。
一方で、ランチでお酒を楽しんだり、ゴルフ場で森林浴を楽しんだり、健康維持のためにゴルフをしたりと、ゴルフをすることで付随して得られるメリットを追求する人達のことを「お楽しみゴルファー」と呼んでいるのです。
当然ですが、これはどちらが正しいと言っているわけではありません。私もごくまれに「お楽しみゴルファー」に化ける時さえあります。(言わずもがな、どうにもこうにも調子が悪い時ということになりますが。)
体調管理と言ってもそんなに難しいことをしているわけではありません。前日に深酒をしない、とか、しっかりと睡眠をとった状態でコースへ向かうとか、朝食はパン食にして、なるべく早めに食べるといったことです。
つまり、万全の体制で試合に望みたいわけです。スコアが芳しくなかった時の言い訳を作りたくないのです。体調が優れない部分があるとどうしても、「ああ昨日寝てないからだ」とか「昨日飲みすぎて前半9ホールがグダグダだったからなあ」となってしまうわけです。
せっかくコースへ行くのですから、万全の体制で臨み、技術的な要素以外のスコアへの影響はフラットにしておきたいということですね。
食事
体調管理でも少し触れましたが、私はゴルフの日の朝は基本的にパン食にしています。
これは明確な医学的根拠があるといったことではないのですが、ごはん食に比べてパンは早くエネルギーに変換できるため、朝食べたパンが前半9ホールのためにしっかりとエネルギーとして機能してくれると考えるからです。
ごはん食にしてしまうと、その食事がエネルギーに変わるころにはもう前半9ホールが終わりかけているといったことになってしまいます。
これも、朝一の1ホール目から万全の体制で臨みたいという気持ちから来る準備の一貫ですね。
朝一のドライバーショットが大ゴケした時のショックは本当に大きいですよね。下手をすると、第一打でいきなり”戦意喪失”となってしまうこともあり得ますからね。
「コースに入る時点では、万全の体制で」これが基本です。
また、食事に関連して、「酒」についても触れておきたいと思います。
私はゴルフ中は基本的に飲みません。接待ゴルフやどうしても断れない時には少し飲むことはありますが、これももう言わずもがなですが、スコアを落とす様な要因を作りたくないからです。
ランチでビールを飲んだあとに、ただでさえ気持ちの良い緑に囲まれたゴルフ場に出ていってしまうと、それこそ「よし、これから気合を入れて、集中して後半9ホールも頑張るぞ」とはなかなかなりません。「お陽様が気持ち良いなー。ゴルフ最高ー」と、良い気持ちになって、ふわふわとした気持ちのまま終わってしまいます。
そんな状態でベスグロ更新などできるはずもありませんよね。(酔拳を使える方は別ですが。w)
また、前日もなるべくお酒は飲みません。飲むとしても軽くで終わらせるようにします。これも翌日に引っ張らないためですね。
当日の練習
最後に試合当日の練習についてですが、これは間違いなくしておいた方が良いです。というより、スコアを追求するのであれば、当日練習しないなどということは考えられないと思います。
ウォーミングアップの意味もありますし、パターに関してはその日の芝のフィーリングを確かめる上においても非常に大切なことです。
そういう意味で、私はスタート時間よりかなり早めにゴルフ場に着くことが多いです。余裕を持って練習、スイングの確認等を行い、十分な準備を経て第1ホールのティーグラウンドに立ちたいのです。
たまに、スタート時間ギリギリに駆け込んでくる形で始める人を見かけますが、これはスコアを追求するのであれば「論外」ですね。
しっかりとした準備は、メンタルスポーツと言われるゴルフの基本とも言える部分ですので、抜かりのない様に行いましょう。
まとめ
さて、ベスグロ80そこそこのヤツが偉そうにお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
長々と続く勝手な理論を最後までお読みいただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。
ここまでお読みいただき、「逆にそこまでやって、80止まりかよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんので、念のために補足をさせていただくと、80を出して以降は、そこまでストイックにスコアを追求することはやめてしまいました。
それまでゴルフ天国であった地方から東京都心へと職場が変わってしまったということと、劇的に仕事が楽しくなってゴルフ熱が冷めてしまったという状態になってしまったというのが大きかったです。
ですので、次に始める時には、それこそ70台前半、夢の「スクラッチプレーヤー」を目指したいと目論んでいます。
今回ご紹介した私のゴルフ上達法は、はっきり言って、かなりスパルタンな内容であり、極端な考え方です。
したがって、皆が皆実践できる内容であるとは考えていません。
一方で、これらのことを本当に実践して、スコアを劇的に縮めていったということも事実です。ですので、自分が出来そうなところからコツコツと取り組んでいただければよろしいかと思います。
本文中でも言いましたが、「ゴルフとは練習の成果が最も結果に繋がりやすいスポーツである」というありがたい言葉を胸に、日々練習に励んでいただければと思います。
できもしないのに、自分を厳しく追い込み過ぎるあまり、ゴルフを嫌いになってしまっては、本末転倒も甚だしいということになってしまいますので、あくまで「ゴルフを愉しむ」ということを念頭に、スコアップを目指しましょう。
では、これからも充実したゴルフライフを!
- 「言いたいことは解ったけど、そんなことできるわけないでしょ。」
- 「そんなに時間をかけずに、超短期でスコアを縮めたい。」
- 「ストイックに自分を追い込むのは苦手だから、誰かに効率的に教えて欲しい。」
そんな方は ⇒ コチラ