【大型二種】運転免許センター(試験場)での一発試験で免許取得した全記録

「バスに乗ったことがない。」という人はほとんどいないかとは思いますが、「バスの免許を持っている。」という人は世の中にほとんどいません。

実際、内閣府の統計によると、2020年現在最新のデータでの免許人口(運転免許全体)は約8,200万人。そのうち二種免許保持者が約3%、さらにバスの免許である”大型二種免許”ともなれば、免許保持者のうちわずか【1.2%】、とも言われています。

つまり、日本全国でバス=大型二種免許を所持しているのは、約100万人ほどということになります。100万人と聞くと多いように思えるかもしれませんが、私の例の場合、これよりさらに絞られることになります。

なぜなら、仕事として「バスの運転手」という職業に就くことなく、または予定がない中での大型二種免許取得ということだからです。

まあ、そもそもそんな無駄なことに時間とお金と労力を費やす人はなかなかいないかと思います。w

普通なら、「バスの免許を取ろう。」なんていう発想すら出てこないでしょう。

ただ、この「大型二種免許」を持っていれば、けん引車や特殊車両等を除き、地上の全ての四輪車に乗ることができるようになります。そしてこのことから、「大型二種免許」というのは、「免許の王様」と呼ばれることもあるそうです。

大型二種と言えば、真っ先に思い浮かぶのは「バス」ですが、二種免許ですので、「タクシー」も運転(仕事としてお客さんを乗せて乗務)することができますし、「運転代行」の業務も行うことができるようになります。

まあ普通に考えて、こんな”免許が”必要な方はほとんどいませんが、免許の取得方法という”情報が”必要な方は一定数おられるかと思いますので、今回はその全容についてお話していきたいと思います。

バスの運転手さんに憧れて大型二種免許の取得を目指される方や、私のように趣味での取得を考えてられている方の参考になれば幸いです。

それでは、参りましょう。


大型二種免許への”いざない”

まずは、そもそもなぜ私が大型二種免許を取得しようと考えたのか、ということについてですが、それはとてもシンプルな理由で、「なんでも乗れるようになっておきたかった。」からです。

別途記事にしていますが(「【けん引二種】運転免許センター(試験場)での一発試験で免許取得した全記録」)、最終的には、「けん引二種」の免許を取得すれば、特殊車両を除き、地上を走る四輪全てで公道を走る資格があるということなります。

大型二種免許の先にけん引二種免許の取得を見据えていた私は、「大型一種」ではなく、「大型二種」を取ることにした、というわけです。

そして、あえてもう一つ理由を挙げるとすれば、「バスに乗ってみたかったから。」というのもありました。コスト面だけを考えれば、私の場合、大型一種を取得した後に、大型二種を取得した方がおそらく安く済んだでしょう。(大型二種免許を最も安く取得する方法についてはこの記事の中で後述しています。)

でも、「どうせ遊びで免許を取るのであれば、なかなか乗る機会のない「バス」に乗ってみたい。」そんな思いも強かったのです。

ちなみに、「大型バス(乗車定員30名以上)のレンタル(車両貸し出し)」というのは、白タク業務を防止する観点から行われていませんし、今後自動運転技術の進歩などで、大型バスを運転する機会というのはますます少なくなっていくと予想される中、「今のうちに。」という想いもありました。

とはいえ、なかなか”遊び”でわざわざ大型二種免許を取ろうなんて考える人はいませんよね。

まあ、あまり関心がない方は、暇つぶしにでも読んでみてやってください。

それでは、前置きが長くなってしまいましたが、ここから実際の免許取得の全容についてお話していきたいと思います。



取得費用

いきなりではありますが、まずは肝心の取得費用についてです。

結論から言いますと、私の場合、「大型二種」免許の取得に要した費用は合計で、

175,007円

となりました。その内訳を試験の流れに沿って示したのが以下になります。「大型一種免許」や「普通二種免許」を所持していない場合であれば、1番から順に進む形になります。

  1. 20,000円 事前練習
  2. 17,600円 仮免許取得
  3. 50,000円 仮免許練習
  4.   4,550円 筆記試験受験
  5. 53,550円 本免許取得
  6.   8,657円 応急救護講習
  7. 18,600円 旅客車講習
  8.   2,050円 免許証発行

もちろん、事前練習の有無や保有免許の種類、仮免許練習時の車両が確保できるかどうかなどの条件によって、金額は大きく異なってきますので、参考にされる場合には、あなた自身の状況を考慮したうえで見ていただければと思います。

順に見ていきましょう。



事前練習

まず「事前練習」に通ったのには、3つの理由があります。

1つ目は、「大型車両の車両感覚をつかむ」ということです。私の場合、普通免許は旧制度で取得していましたので、中型までは運転できるものの、大型車の運転経験はありませんでした。そのため、まずは大型車両の車両感覚に慣れておく必要があると考えたのです。

2つ目は、1つ目の”車両感覚”に含むとも言えるかもしれませんが、「オーバーハングの感覚を知る」ということです。オーバーハングというのは、車両の前後タイヤそれぞれの位置から車の端までの部分のことを言います。そして、バスには他の車両にはない特殊な要素があります。それが、”前のオーバーハングが非常に大きい”ということです。

バスというのは、前輪よりさらに前方の位置に運転席が配置されており、前側にも大きなオーバーハングが存在しています。改めて思い出してみると気付かれるかもしれませんが、これは非常に特殊でバスにしかない構造です。

一般的な大型車(いわゆる「大型トラック」)であれば、後方に大きなオーバーハングがある場合はありますが、運転席は前輪の上部に配置されていて、車両前方にはオーバーハングはほとんどありません。この”前の”オーバーハングの感覚は、いきなり試験に行ってしまっては全く感覚が解らないだろうと思いましたので、練習しておくべきと考えたわけです。これが2つ目の理由です。

そして最後の3つ目は、「大型二種の試験に関する”お作法”を知る」ということです。これはどの免許の試験においても同じことが言えるのですが、仮免許・本免許に関わらず、どのような項目の試験があり、どのようなことに気をつけていれば合格できるのかという”コツ”を押さえた上で受験した方が、早期に合格できる確率が俄然上がります

『大型二種免許』これでもかと細かく解説!技能試験時のバスの乗り方

当サイトでは、以下の記事で、「大型二種免許」の取得の仕方や流れ、その内容などについてお話しています。 今回は、この大型二種免許についてさらに深掘りし、試験場での”走り方”、つまり”テクニック”の部分に ...

私の場合はラッキーで、受験しようとする免許センターの近隣にある教習所が、実際の試験車と同サイズのバスを所有しており、時間貸しで練習させてもらえる制度を用意してくれていたので、それを利用させてもらいました。

試験場で休日等に練習が可能な場合もあるようですので、必要な方は是非一度お近くの教習所や免許センターの制度等について調べてみられると良いかと思います。



仮免許

続いて、「仮免許」です。

仮免許の試験とは、免許センターの試験場内をバスに乗って走り、法規走行をするとともに各箇所に設けられた課題をクリアしていくというものになります。

私は、4回目で合格することができました。

大型二種免許を取得するための法規走行時に気をつけるべきポイントについて詳しく知りたいという方は、下記記事もご参考にしてみてください。

『大型二種免許』これでもかと細かく解説!技能試験時のバスの乗り方

当サイトでは、以下の記事で、「大型二種免許」の取得の仕方や流れ、その内容などについてお話しています。 今回は、この大型二種免許についてさらに深掘りし、試験場での”走り方”、つまり”テクニック”の部分に ...

上記の記事で詳しく解説してはいるのですが、大型二種免許を取得する際の走り方というものについて少しだけ触れておきたいと思います。

まずは”白線”についてです。これは筆記試験にも出てきますが、まず車道の外側(歩道側)の線については、歩道のある場所の白線は右左折時に踏んでも構いませんが、歩道のない”路肩”の場合、踏んではいけません

そして、内側の線(対向車線側)についても、右折時には、自分が走ってきたラインの内側の線を内輪差によって右後輪で踏んではいけませんし、右折した先の車線にあるセンターラインも踏んではいけません。そのため、試験場によっては、「この通り方しかない!」というぐらい限られた場所を通過しない限り白線を踏んでしまうということもあるのです。

さらに、交差点を右折する際には、交差点の真ん中にある「中心点」の”すぐ”内側を通らなければなりません。これは文字通り”すぐ”内側を通る必要がありますので、交差点に進入する際にダラダラと曲がり始めてはいけません。

白線を踏まずに走らなければならないと同時に、右左折時は曲がりたい方向側に車体を寄せなければいけないのです。つまり、左折時であれば、曲がろうとする交差点の30m手前から指示器を出し、3秒後に後方確認するのですが、その後方確認時にバスの車体と白線の間に自転車が入れない程度まで寄せる必要があるのです。

さらに、しっかりと寄せて曲がり始める一方で、「大回り」をしてもいけません。白線から離れ過ぎてもいけないわけです。白線の内側ギリギリを左後輪が沿うように走るというのがベストとされています。

このように、交差点を曲がるだけでも気を付けるべきことがたくさんあり、初めはパニックになりそうになります。しかし裏を返せば、これらのことを頭で考えながら運転しているうちは合格は難しいという言い方もできるかと思います。

つまり、これらの「走行」に関する項目については、”体が覚えて”いて自然にできる(これを車両感覚があると言います。)ようになり、その他の「確認」や「課題」のクリアに意識を向けられるようになって初めて、合格への道筋が見えてくるということになるのです。

仮免許取得に向けては、そのぐらいのレベルを目標に練習やイメージトレーニングに取り組みましょう。



最も安く取得する方法

次に、費用面に関して私の考えをまとめておきたいと思います。

法改正により、大型免許の取得には、一種・二種に関わらず「仮免許取得後の路上練習(および路上試験)」というものが義務付けられました。

そのため、試験場での技能試験に合格し、仮免許を取得した後に、知人の会社などから大型トラックを借りることができる”ツテ”を持っていて、練習走行に同乗してくれる有資格者が確保でき、さらにその練習車両の車検証のコピーを出してもらえるというのであれば、いきなり大型二種に挑戦するよりも、大型一種から受験する方が安く済む確率は高いかと思います。

つまりその場合、免許取得までの流れは以下の様になってきます。(すでに普通免許を所持しているものとする。)

  1. 大型一種仮免許試験(試験場内試験)
  2. 大型トラックでの仮免許路上練習
  3. 大型一種本免許試験(路上試験)
  4. 大型一種免許取得後、
  5. 二種免許筆記試験
  6. 大型二種本免許試験(路上試験)
  7. 応急救護・旅客車講習
  8. 大型二種免許証交付

初めに「大型一種免許」の取得を目指して、バス型ではなく、大型トラックで場内試験を受験します(仮免許)。そして、知人等から大型車両を借りて規定回数(1日1時間以上、最低5日)の練習をし、大型一種免許の本免許試験に臨みます。

無事大型一種免許が取得できたら、大型二種免許の取得へと移っていくわけです。いわば、二段階で大型二種免許にたどり着く形になります。

一見遠回りのようにみえるかもしれませんが、大型二種免許を受験する際に既に大型一種免許を所持していれば、技能試験において大型二種免許の仮免許試験が免除されますし、なんといっても仮免許での路上練習にかかる車両代がかかりません。(知人等に大型車両を借りられる場合の話。)

つまり、大型車両を借りられるツテがないのであれば、私のように仮免許取得後の練習のために自動車教習所などで車両を借りる必要があり、それが1回1万円とすると、5回で5万円になってしまいますが、どこかで”無料で”大型車両を借りられる方は、これを浮かすことができるというわけですね。

5万円の差は大きいですよね。

大型二種免許の本番の路上試験の費用が約8,000円としても、この5万円が浮けば、約6回も受験することができますので、試験回数が重なって来た際には費用面で非常に助かります。




期間

試験の開催頻度としては、筆記試験は毎日平日の朝に受付、技能試験は大体の場合週2日それぞれ午前と午後というペースで行われている場合が多いかと思います。

技能試験予約については、予約の上限人数に達してしまうとその日はもう予約できませんし、試験場の都合等によっては必ず毎週2回開催されているかどうかも分かりませんので、試験場に出向いて試験を受け、不合格となるたびに掲示板等で予約の空き状況を確認して次回予約をする形となります。

また、筆記試験については注意が必要で、朝のみの受付となります。筆記試験が必要な方は、必ず朝の受付時間帯に手続きに向かうようにしましょう。

私は、途中仕事の都合等で間が空いた部分もありましたが、それでも一番最初の練習から最終段階の講習受講、免許証交付までトータルで3ヶ月弱で取得することができました

最初の訓練としての自主練習や、仮免許取得後の路上練習などを詰めて行い、試験予約も最短期間で行えば、仮免許・本免許両方3~5回以内の合格であれば、1ヶ月ちょっとで取得することも可能かと思います。



難易度

繰り返しになりますが、私の場合は「大型一種免許」も「普通二種免許」も持たず、「普通免許」から一発で「大型二種免許」取得を目指しましたので、大型車に対する車両感覚も、二種の運転作法も身についていませんでした。

そのため少し時間(受験回数)がかかってしまいましたが、いずれかの免許を既に所持していて経験もある方であれば、あとは”法規走行”ができるかというポイントさえ押さえておくことができれば大丈夫だと思います。

一方で、私のように普通免許からいきなり大型二種を目指す場合には、やはり私のようにまずは大型車両の車体感覚を身につけ、”合格するための走り方”を覚えるようにした方が良いでしょう。

「試験対策としてのバスの運転の仕方」など”技術的”な面について詳しくは既にご紹介した、下記の記事にて解説していますので、興味のある方はそちらも是非一度読んでみていただけたらと思います。

『大型二種免許』これでもかと細かく解説!技能試験時のバスの乗り方

当サイトでは、以下の記事で、「大型二種免許」の取得の仕方や流れ、その内容などについてお話しています。 今回は、この大型二種免許についてさらに深掘りし、試験場での”走り方”、つまり”テクニック”の部分に ...

まとめ

さて、今回は「大型二種免許」を取得する流れということでお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。大型二種免許を取得する方法について、なんとなくでもイメージを持つことができたでしょうか。

大型二種免許という免許自体に興味があるという方や、バスが好きという”バス愛好家”の皆さまなどのお役に立てれば幸いです。

今回この「大型二種免許」という資格を取得してみて、大型車両を運転する資格を得たという喜びはもちろんですが、普通車を運転する上での安全運転の意識向上や、応急救護の知識といった部分でもこの免許を取得して良かったと感じています。

時間的にも、費用面でも、なかなかおいそれとは取得できるものではありませんが、あなたも是非チャレンジしてみてください。

それでは、また。

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最後に、おすすめの合宿免許をいくつかご紹介しておきますので、もし気になる方がいれば覗いてみてもらえればと思います。

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